明石の海の思い出

 

 

 

窓の外は風が強い.

この記念館二階から海を

快適に眺めていた。

 

木窓でも外とは

しっかり遮断されていて

こたつに入りながら、

外の吹雪を観ているような

妙な安心感。

 

 明石大橋の海は波のうねりが

生き物の鼓動みたいだ。

 

しばらく眺めていたら

波のリズムで

催眠術が掛かったごとく

 頭が“ぼ〜”としてきた。

 

     (一年前の孫文記念館の出来事)