“和菓子”と“見立て”

 

 

僕は、両口屋是清の美術顧問である。

 

 

もう10年目だから、数え切れない

デザインを手掛けた。

主に“掛け紙”や“箱の絵”を

依頼のもと、描いてきた。

 

 

 

 

 

和菓子の求める形、色は

かなり単純化される。それは

日本画のミニマル化と似て...

 

思う所はいっしょ。

 

特に生菓子のミニマル化は見事。

山つつじ、早苗の色、花菖蒲など

いろいろあるが、どれもが

いい〜かたち  いい〜いろ

 

目に楽しい。芸術品。

 

 

 

 

 

和菓子は“見立て”の世界。

 

それを食べながら

四季に思いを馳せるのだから

 

日本の文化はすごいもんだ。