「こんなに早く着くなんて・・」
渋滞を気にして四時間前に出発したら
ラッキーなことに二時間弱で着いて
しまった。
早過ぎるけれど、会場へ向かう。
すると旧街道でかなりの人だかり。
「あらっ、祭場までの“お行列”じゃない?」
“ お行列”とは、雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場
までの市内を歩く甲冑行列のことである。
相馬野馬追は歴史深くスケールが大きい。
お祭りは三日間それぞれの行事があり、
今回の取材は一番人気の二日目
“甲冑競馬”と“神旗争奪戦”だった。
“お行列”は旧街道を歩く。
柵もなく、すぐ目の前で観られる。
僕は、時間的に観るのは無理だと
思っていた。
さすがに甲冑姿は真近に観ると
大迫力だ。
500騎以上、
想像以上の長さの行列
馬も人も
固いアスファルトの上を歩く。
しかも30度以上の夏炎天下
なので大変だ。
騎馬武者だけではなく、徒歩武者や
神社の御神輿の御供も
町中を練り歩く。
江戸時代は相馬のお殿様が開くお祭り
だったけれど、明治以降は三つの神社が
主催するものに変わった。
その時から、野馬追の内容も変わり、
神旗争奪戦が生まれ、一般の人が
より楽しめるお祭りになったらしい。
しっかし、中には
こんな騎馬武者もいて
かわいかったなあ・・。