「雲雀ヶ原って、何て読むの?」と、
妻は野馬追帰りの僕に聞いてきた。
「うん・じゃく・が・はら」と
とっても恥ずかしい答えをしてしまった。
野馬追の会場は
“ひばりヶ原”だと聞いていたのに
しかし、でっかい会場だった。
軽〜く観客七、八万は入りそうな感じ。
そして、“神旗争奪戦”の芝生のグランドが美しく、
その周りに1000メートルの競馬のレーン。
レーンでは六騎で争う。
そう。甲冑を着て、旗を背負って。
これが、“甲冑競馬”である。
勇壮というよりは、
怖いぐらいの迫力競馬。
元々、野馬追は武士の軍事訓練だから
真剣味が凄まじいのだ。
1200メートルの距離で争われる
本物の競馬である。
これが終わると、いよいよ
“神旗争奪戦”が始まる。