鎌倉文学館について少し話そう。
江の電終点の鎌倉駅まで
あと二駅の由比ケ浜駅。
ゆっくり歩いて山側へ、
十分弱ぐらい。
そこにバラの庭園と古い洋館で
有名な鎌倉文学館がある。
“ 鎌倉文学” 好き?
いやいや、何で好きになったか・・
文筆家の“生原稿展示”が面白くて面白くて
本当にいろんな人がいる。
激しくて紙が破ける字の作家、
繊細で優しい字の“原稿用紙も芸術”の作家、
一マスの四分の一ぐらいの小さい字の作家、
尋常じゃ無いぐらい何度も修正している作家。
僕は画家のせいか、創作の生の感覚が
伝わって心が揺さぶられる。
画家だったら、スケッチと下図を
見てる感じだ。
強い字なのに繊細な文章があったりして
文章の有り様と生原稿の印象の違いに
“人間の不思議”まで感じる。