蔵の秋

 

 

そんなに回数はないけれど、

子供の頃、蔵の中に入った事がある。

 

外の世界と違って、

空気が止まったような“静寂”が少しこわい。

でも、何とも言えない“埃っぽい匂い”が心落ち着く。

 

そんな記憶・・・

 

 

 

 

2001年夏、一週間ほど喜多方に滞在し、

“蔵の取材”をした。

 

喜多方には蔵が4000ぐらいあると言われている。

「男として生まれたからにゃ〜、蔵の一つは・・・」

という言葉は喜多方で言われていた言葉だ。

 “ステータスの象徴”とも思える喜多方の蔵。

 

一週間の取材では、街の中の蔵は豪華。

でも、僕が心魅かれたのは

“農家集落の蔵”だった。

 

 

 

 

 

蔵が目立つというより、

それぞれの四季にの風景にとけ込んで

それでいて、厳かな存在感。

 

ん〜 僕の理想だ。