絵は長くやっていると、
ある程度上手になる。
誰でも望んでいることだ。
ところが上手で失うこともある。
上手さは合理的になるから、
一瞬、良いように思うけれど
絵を描く工程が同じになり易く、
個性が見えにくい。
かえって少し拙い方が “感性の息吹”を感じて
人の心の柔らかい部分に届いたりして・・
だから、なるべく
仕事が熟れないように
達者に成りすぎないように
気を遣う。
“鑑賞者の心に届くこと”を祈りながら・・・