いろんな感じ方があるけれど・・
和菓子をみても
季節の変化が読み取れる。
描いたお菓子は、もちろん
両口屋是清さん。
葛饅頭は、夏の名残。
小川のせせらぎが聞こえる。
酔芙蓉は今咲いている旬の花。
朝から少しずつ淡紅色に染まって、
夕方には紅くしぼんでしまう姿に
柔らかさと寂しさを同時に感じてしまう。
秋津というお菓子は夕日とトンボを
表現しているから、まさに秋の到来。
宵の月をみれば
もう秋本番。
夏の名残も消えている。
これらは・・
八月三十一日までの
過ぎ去りし夏の生菓子である。