春のお彼岸

 

 

忙春である。

でもお墓参りはできた。

そう、今は春のお彼岸。

 

 

先週、とんぼ返りだけど・・福島へ。

 

 

実家から二時間ぐらい歩いて

吾妻おろしの風を感じながら・・お墓に行く。

 

春緑に初々しい春黄のたんぽぽ、菜の花、

風景を眺めながら・・

父の元へもくもくと歩いた。

 

 

 

 

しばらく歩くと

普段着姿のおばさんが

たんぼの土手で何かしている。

 

(セリとりかな・・)

 

この季節は土手のセリ、山近くでフキノトウ、

ワラビももうそろそろだ。

 

(昔はみんなよく採ってたな・・)

 

 

 

 

少しづつ奥羽山脈に近づくと・・

風は強いものの、用水路は雪解け水で流れは速い。

 

 

(この情景は僕にとっての春うららだな・・)

 

 

 

 

少し止まって、息を吸い込む。

 

(ん〜・・緑くさい・・)

桜咲くまでは、まだ二週間後ぐらいだけれど

もうその季節の予感させる匂いだ。

 

 

 

 

 

今年は毎日歩いているせいか・・

春を存分に感じている。

 

忙春ながらも歩く事を続けようと思う。

 

そうすれば・・何か見つかる予感。